オリーブオイル作り
オリーブの実は鮮度がとても大切なので、収穫したらすぐに搾油するようにします。
1.選別と洗浄
収穫後、搾油所まで運ばれたオリーブから枝や葉、傷ついた実などを取り除き、不純物が入らないように洗浄も行います。
2.粉砕・撹拌
洗浄後のオリーブを搾油機へ入れていきます。
オリーブの実を粉砕、ペースト状にします。
次にペースト状になったオリーブの実を撹拌曹へ入れます。
ゆっくりと撹拌することで、油分同士をくっつけていきます。
3.遠心分離
撹拌を終えたオリーブのペーストを遠心分離機へと入れます。
遠心分離機に入れることで、オリーブオイルと果肉・果汁に分離します。
ベストな状態のオリーブオイルが採れるようにノズルを調整します。
4.濾過・保存・瓶詰め
遠心分離機にかけたオリーブオイルを出すと果肉や果汁などが残っているのでフィルターにかけて濾過します。
濾過したあとのオリーブオイルは普段目にする透き通った黄金のオリーブオイルになります。
濾過をしていないオリーブオイルは味も風味も劣化していきます。
濾過後のオリーブオイルはステンレスタンクへ入れて温度管理徹底して暗室で保管します。
その後まとめて瓶に詰めていきます。
※オリーブオイル製造過程で出る絞りカスも肥料として再利用しております。
当園で利用している搾油機
イタリアのMORI-TEM社(TOSCANA ENOLOGICA MORI) の搾油機オリオミオ・ゴールドを使用しております。
オリーブの処理は1時間当たり80~100kg可能です。
この搾油機でオリーブを小さく破砕したのち撹拌機で30分ほどゆっくりと撹拌されます。
ペースト状になったオリーブはデカンター(遠心分離機)へ運ばれ、サンサ(水分、実、皮、種)とオイルに分離します。
デカンターは2相になっているので、一方はオイル、他方はサンサが出てきます。