オリーブの起源は数万~数十万年前の地中海沿岸からアフリカ北岸付近に自生していたとされています。
5000~6000年ほど前にはギリシャへと伝わり、栽培が始まったといわれています。
1492年コロンブスのアメリカ大陸発見とともにオリーブの栽培は世界へと広がっていきます。
日本にオリーブが伝わったのは16世紀で、キリスト教の宣教師がオリーブの実やオリーブオイルが持ち込まれたとされています。
日本でオリーブが栽培されはじめたキッカケは、文久2年(1862年)徳川将軍の侍医であった林洞海がフランスから輸入したオリーブを薬用に育てたことだとされています。
明治末期頃に小豆島でのオリーブ栽培が成功し本格的にオリーブの栽培が始まっていきます。
日露戦争に勝利した結果、漁場が拡大に伴う漁獲量が増えました。大量の魚を保存するためにオイル漬け缶を作るときのオリーブオイルが大量に必要になったため、国をあげてオリーブの栽培に力を入れていくことになります。
最終的に栽培に成功したのが香川県の小豆島だけでした。
その理由は小豆島と地中海の気候が似ていたということが一番に挙げられます。
気候が一因ということがわかり、小豆島のオリーブ栽培は再度他県へと広がっていきます。
しかし、昭和34年頃に輸入の自由化が始まったため、海外のオリーブオイルを大量に安く入手することができるようになってから国産オリーブは下火になり、小豆島と一部の地域の特産品として栽培され続けていくだけとなりました。
現在のオリーブオイル需要が高まったのは平成に入ってからの健康志向や美容効果のブームが起こってからとなります。国産オリーブの良さも見直され、今もなお国産オリーブの需要は高まっています。
オリーブの歴史
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